
3月
福井に帰ると決断して
10年住んだ京都を離れて
1年になろうとしています。
京都で私がずっとお世話になっていた
お店の後輩たちが今日、お店を巣立ってゆきました。
みんなおめでとうやで。いけへんかったのがほんまに残念です。
このお店に出会えてこんなにも長い間
同じお店で勤めることができたのは
紛れもなくこのお店の人たちが大好きだったから。
今でも覚えています。
働き出してすぐの時、
汚れていたテーブルを拭く、
そんな単純な動作をしたすぐ後に
それを見ていた先輩は私に
「テーブル綺麗にしてくれてありがとう」
とお礼を言ってくれました。
衝撃でした。
お仕事だから当たり前のことをしたのに
「ありがとう」って言われた。。。?!
気がつくと
そのお店の人たちはみんなお礼を言ってくれます。
こんな素敵な人たちはいないなと。
こんな素敵な人たちに囲まれていたからこそ生まれた歌があります。
「うしろ髪を束ねて」という私のオリジナル曲。
この曲がありがたいことに
三重県志摩市志摩町の閉校して1年になる越賀中学を舞台にした映画
「校歌の卒業式~キボウノトビラ~」の主題歌として使っていただくことになりました。
3月7日(土)三重県志摩町で、地元の皆様に映画の初お披露目ということで
私もお邪魔させていただくことになりました。
福井も直面している人口減少。
今年もたくさんの学校が閉校になります。
地方が抱える問題を風化させないように、
なにより地方に住むものはみな、
「忘れられない場所」を目指しています。
志摩町の皆さんの取り組まれた
その一つの手段がこの映画。
素晴らしいと思います。
ただ、映画をお祭りで終わらせないために
スタッフのみなさんは必死になって策を練っておられます。
広く知ってもらい
少しでも地方の人口減少の現状を知ってもらえるいい機会になればと思います。
最近学校ライブ等でゲストで歌わせていただいたり、
楽曲もコラボさせて頂いたり
福井で大変お世話になっている
ソーシャルバンド「一途」さんのブログでも
今回の映画の主題歌の件を紹介していただきました!
いつもありがとうございます?
http://www.1zu.jp/archives/16297
いつか一度は故郷に背を向けてうしろ髪を引かれる思いでも
その髪をきゅっと束ねる思いで別れを覚悟します。
でも疲れたりもうダメかも、なんて思ったときには
その束ねた髪を少し緩めて
故郷に思いはせてみると
何か思い出せるものが
あるのかもしれないななんて思うわけです。
ふるさとって
わたしにとってはもう福井だけじゃない。
歌で出会えた全ての人がいる場所とおもてます。
あいたいぜ。
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